交換日記

ももちゃん

おひっこしのおひっこし201406

2014-06-05 21:49:00,「結婚と恋人と死が同じ重みで、選べないくらい似通っているなんて、どうも信じられないでしょう。でも、もともとのその傾向がついにそういうところまできていたとき、出会ったのです。」 2014-06-09 18:28:00,「”母が灯台としてあまりにこうこうと明るすぎるから、通りかかる船はみな混乱し、さまざまに奇妙な運命が寄ってきてしまう”というのを直感的に知っていた。ある種の魅力は、その存在のエネルギー自体がただひたすらに変化を求めるのだと思う。そのことに母はうすうす気づいていて、傷ついている。だから言葉にしない。」三島由紀夫の『美しい星』みたいに 2014-06-23 18:36:00,「いつかあの人が他の誰かと過ごすなら、そいつが見るあの子のスカートのしわにさえ、僕は心を痛めてしまう。あの人は花だ。希望だ。光だ。最も弱く、最も強いものだ。でももうすぐ誰かのものになってしまう。何もかも。あの寝顔も、熱いてのひらも。いつなそんな日が必ず来るなんて、それはなんて残酷なことだろうと思う。でも今の僕には、その残酷さがなによりも美しいゴスペルのように優しく響く。 2014-06-23 20:11:00,「なぜなんだろう、夜はゴムのように永く伸びて果てがなく甘い。そして朝は情け容赦なく鋭い。その光はなにかをつきつけるようだ。固くて、透明で、押しが強い。嫌いだ。